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母子の箱

  • 2007/06/25 21:42
  • Category: works
特に何を信じるという宗教上の拠り所は持ち合わせていませんが
子どもを得てからは、うまく言葉にならないものが確かに存在するということを
信じるようになりました。

それは何かによって生かされている、という無邪気な考えかもしれないけど。

そして、信仰とはまったく異なるミーハーな気持ちから
小学生のころイエス様が好きで、子ども用の伝記を幾度もめくっては
大好きな場面を読み返しました。

穏やかな口語、遙か昔の空気、横暴な君主、わき起こる奇跡、
想像を絶する最期と、語りかける悪魔や死人。
あの本は私にとって異世界への扉でした。

おそらく。
イエス様だけを作る、ということは
その信仰の無さからかえって恐れ多いと思ってしまうのですが
母と子が星空の下で寄り添うだけならば、何の迷いもなく作られるのです。
その題に”聖”を入れるのは迷うところですが。

doll_5.jpg


箱の中には、星空と二人の光背を彩色しています。

マリア様の衣服の色だけは伝統的な宗教画の意味を継承していますが
聖なる夜というよりは”ある一夜”というかんじでしょう。

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Comment

aco

この人たちの行き場所、つまりスズキさんの手を離れたのちの落ち着き場所は、赤ちゃんが生まれたばかりのお母さんのところがいい、と思いました。今ちょうど『サンタクロースを探し求めて』(暉峻淑子著)という本を読んでいて、日本の子供達の「個性は消費の中にあり、友人との共通性も、友だちや親子との間をつないでいるのも、このお金と浪費である」などというくだりにアンダーラインを引いたりしてながら、消費社会とはなんぞや、アメリカ型クリスマスとはなんぞや、と考えていたのです。そして「こどもの欲しがっているものがわかる人だけがサンタになれる」という著者の主張から、なぜだか「ああ、このお人形はお母さんにこそ贈られるべきだ」と閃きました。贈られたお母さんが、クリスマスにそっと取り出して飾ったらいいな、と。クリスマスがそんな日であるなら素敵だな、と。間もなく子を持つ友人がいたら、実行に移したいところ。このお人形はそんな、わくわくするイメージを沸き起こしてくれました。いつもありがとう!
  • URL
  • 2007/06/26 19:08

羊毛倉庫

自分のなりたかった大人は、こんなのじゃなかったのになーって小さな私がシクシク泣いていそうな今日この頃。
なるほど消費はおおむね個性とすりかえられ続けている。
私のこの母子の箱は・・・どうなんだろう。すごくいろいろ足りないのだけはわかるけど、私は無いものを迎える夜というのがあっていいんだ、と思って手をつけずにあるのです。

消費社会に生きる母を充足させることができるでしょうか。
  • URL
  • 2007/07/01 22:52

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