昔、中原淳一という女性に基づく仕事をたくさんした方がいました。
夢のようにきらびやかな女の子を描き、それをそのまま立体にしたような
人形を作りました。(「フランス人形」という言葉は彼が自分の人形に
あてはめた造語です。)
たくさんの雑誌にたずさわり、服も作り、女の子をときめかせて導きました。
彼の本は今でも増刷され、手にとる方も多いことだと思います。
彼以上に彼の人形を作ることなんか、誰もできない。
それはよくわかっていることですが
ある一枚の絵を前にして、どうしても作ってみたいと思ったのです。
それは黒い傘をさす赤い服の女の子であり、作ったのは今年の梅雨時期でした。
そしてその女の子を入れるための箱を、製本教室へ行って作りました。
製本用の布で埋め尽くされた贅沢な箱は、とても時間のかかる構造で
仕上がったのは10月になってから。
こうして今やっとお見せすることができるに至りましたとさ。


傘用の丸い箱は、半日でできました。
通したリボンがカギと持ち手を兼ねています。

ちょっと長い今年の気まぐれ、という印象を自覚中。
- 2006/10/31(火) 15:41:06|
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