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本屋に無い本

もう一冊お見せしたい本、というか雑誌があります。
京都の原毛屋さん”スピンハウス・ポンタ”さんが独自で作られている「スピナッツ」。
この雑誌は取材・編集・出版・販売と全てポンタさんがやっておられますが
いつも内容が濃くて他には代えがたい読み物となっています。

広告がまた、面白いんです。
糸や布、羊毛の本物の見本がひとつ一つに貼り付けられているのなんて
最初に見たときは斬新すぎて目が点になりました。
なので、閉じていてもぶわっとした感触の雑誌だし、場合によっては
羊の脂がにじんでいたり、フリースがペロペロとはみだしていたりします。

spinnuts_1.jpg


いつも未来のことを見据えた視点から羊毛を語っているこの雑誌ですが
原毛屋さんが捉えた羊毛の世界的な展望が、こことのころお先真っ暗なかんじなのが寂しい。
が、しかし、ポンタさんの前進はとまらず。
5月におそらく出るはずの次号からは、大幅にリニューアルして
新たな出帆の時を迎えているようです。

spinnuts_2.jpg


これは今年の1月に出された本。
土谷輝美さんというニードルフェルティングで自立人形を作られる方の作業工程が
キレイにまとめられて掲載されています。
なかなかこういうのは見られないものですし、紙数はすくなくても
わかりやすいのが良いかな、と思います。
(羊毛倉庫の人形とはまた作り方が違います。)

しかしまた・・・
スピナッツを読んでいて、いつも切なくなるのは私だけでしょうか?
人と交わってお互いを助けて暮らしを紡いでいく、ということを主眼に置かれたこの誌面。
登場する人々の信じる今と未来は、なんだか私には眩しすぎます。

羊毛に関わりたい人はぜひとも、必読です。
  • 2008/04/06(日) 22:42

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