一冊の本

4年前、やっと子どもを保育園に預けることができた頃のこと。

どうにか羊毛の人形らしきものを作るようになっていたのだけれど
自分の手にも頭にも「経験」と「知識」がまったく不足していました。

羊毛についてわからないことが心に不安を呼び、本を手にしてみたところで
疑問がまた新たに沸きあがるだけ。

その頃に通った笹岡かおり先生のアトリエでは、ローリングの作業をしながら
その数を数えるのを脇に追いやって、まったく作業と関係のない質問を
矢継ぎ早に尋ねたりするようなガツガツした生徒の私でした。
先生は絵も描き、ウォルドルフ人形の講師もされて、羊毛の専門店で
務めた経験の持ち主ですので、いわばオールラウンドにお答えを頂けたわけです。

はじめて笹岡先生に教わったときは、クマの人形をウェットで作っていて大失敗。
作業の予定時間を廻ってもそのクマをなんとかしようと付き合ってくださる
先生の気持ちがすごく嬉しかった。

生徒とむきあって、きちんと責任をもって教えること。
知っていることは惜しみなく与えること。
いつもニコニコと接してくださること。

先生との出会いがあったからこそ、私もきちんと自覚をもって
自分の人形教室に臨めるのだと思います。
(まあ、私は気分屋なので、いつもニコニコは無理なんですけど。)

そして、笹岡先生の素晴らしいところは、常に新しいアプローチを考えておられるところでもあります。
「こうすれば簡単にできるよね?」というひらめきが、いつも新鮮です。

苦労した方がいいものができるじゃない!とすぐに気が滅入るようなことばかり
考える私とは、根本的に異なるのです。
憧れちゃうんだよな。

その先生がお仲間と一緒に、先月末に自費出版で本を作られました。
説明にある先生の描いたイラストが優しくて、素敵です。

『虹染めからはじまる 羊毛の手しごと』
著者:DOMBURI 発行所:精巧堂出版

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写真もページ構成も、申し分なく。

sasaoka_2.jpg


そしてこんなにたくさんの手仕事をたった1000円で手に入れられるなんて
すごくお得!です。

自然育児友の会のHPより通信販売もされています。[LINK]
ぜひたくさんの人に見ていただきたい、おすすめの一冊です。


  • 2007/12/27(木) 22:58

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