【ありがとうございました】個展終了の報告、など
- 2020/12/03 14:09
- Category: notebook
「これが一番、お前(の人形)っぽい」と夫が言いました。
会期前のことです。
『 冬の海 』

羊毛で人形を作って、股引を履かせて詰め襟のシャツを着せ、着物を縫って着付けて、帯を締める。
羽織を縫って着せて羽織紐をつける。木と古布で下駄を誂えて履かせる。
題材は昭和初期の小説。
たぶん、わざわざ羊毛でそんな人形を作る人はいないかもしれない。
あまり良い言葉を思いつかないので、意図が曖昧になってしまうけれど。
次の写真までは、読み飛ばしていただいたほうがいいかもしれない。
作家稼業は頼まれもしないのに作ることから始まって、人に見てもらって求めてもらって
なんとか息を継ぐ。
その到達点で言えば、今回の展示のタイミングはベターとは程遠い。
誰もが見えない毎日と戦っているのだから。
でも来年か再来年になればというベターも見えないし、作るだけでは息ができない。
作るというのは、細く長く息を吐き続けることだと思う。
たいした肺活量も無いのに、なんのためにそんなことをするのかと思う。
だからどうか、挫けそうなことを言わないで欲しいのです。

ご来場いただいた方々、人形を求めてくださった方々へ。
ご不自由な思いをさせてしまって、申し訳ありませんでした。
そして、ほんとうにありがとうございました。
たくさんの感謝を、改めて申し上げます。
会期前のことです。
『 冬の海 』

羊毛で人形を作って、股引を履かせて詰め襟のシャツを着せ、着物を縫って着付けて、帯を締める。
羽織を縫って着せて羽織紐をつける。木と古布で下駄を誂えて履かせる。
題材は昭和初期の小説。
たぶん、わざわざ羊毛でそんな人形を作る人はいないかもしれない。
あまり良い言葉を思いつかないので、意図が曖昧になってしまうけれど。
次の写真までは、読み飛ばしていただいたほうがいいかもしれない。
作家稼業は頼まれもしないのに作ることから始まって、人に見てもらって求めてもらって
なんとか息を継ぐ。
その到達点で言えば、今回の展示のタイミングはベターとは程遠い。
誰もが見えない毎日と戦っているのだから。
でも来年か再来年になればというベターも見えないし、作るだけでは息ができない。
作るというのは、細く長く息を吐き続けることだと思う。
たいした肺活量も無いのに、なんのためにそんなことをするのかと思う。
だからどうか、挫けそうなことを言わないで欲しいのです。

ご来場いただいた方々、人形を求めてくださった方々へ。
ご不自由な思いをさせてしまって、申し訳ありませんでした。
そして、ほんとうにありがとうございました。
たくさんの感謝を、改めて申し上げます。