【個展新作】芽覚め
- 2018/09/27 19:21
- Category: works
ふわふわとした、夢のようなもの。
起きているのか寝ているのか、わからない。
そういうときに、ふと瞼の裏側に浮かび上がるものがある。
慌ててイメージをコピー用紙やら小さなメモ紙に描く。
とても稚拙なそれは、具体性とはかけ離れている。
白っぽい樹皮と緑の中で眠る子どもの姿。
その落書きは、現実に作り始めると目を閉じた者ではなく
今まさに目覚めた何かになっていた。

これから、ここから。
いつだって、そう。
自分のこどもが大きくなるにつれ、彼が小さな頃というよりは
胎内にいた時を想う。
根本的につながって、その愛しさが自分に寄生する者からくるということを
初めて知った10ヶ月。
以来毎日、17年間その子の寝顔と起床を見守ってきた。
こどもから芽吹く若葉は、日々絶えることがない。

その子が「おもしろいね」「いいね」と言いながら撮ってくれた写真。
たまたま私が写真を撮っていたところに帰宅した息子が居合わせて
とても遠慮がちに、でも羨ましそうな視線を送ってきたから
「あんたも撮ってみる?」と尋ねただけのこと。
それだけのことだけど。
今回の個展のDMも、息子が大好きな人がプレゼントしてくれたカメラで
撮影したものです。
私だったら、高価なカメラとレンズを人にあげることはなかっただろう。
いろんな人に支えられて生きている彼だけど
これからも守ってあげたい。
とてもさりげなく、そっとね。
人というのはとても、自由ないきものだから。
起きているのか寝ているのか、わからない。
そういうときに、ふと瞼の裏側に浮かび上がるものがある。
慌ててイメージをコピー用紙やら小さなメモ紙に描く。
とても稚拙なそれは、具体性とはかけ離れている。
白っぽい樹皮と緑の中で眠る子どもの姿。
その落書きは、現実に作り始めると目を閉じた者ではなく
今まさに目覚めた何かになっていた。

これから、ここから。
いつだって、そう。
自分のこどもが大きくなるにつれ、彼が小さな頃というよりは
胎内にいた時を想う。
根本的につながって、その愛しさが自分に寄生する者からくるということを
初めて知った10ヶ月。
以来毎日、17年間その子の寝顔と起床を見守ってきた。
こどもから芽吹く若葉は、日々絶えることがない。

その子が「おもしろいね」「いいね」と言いながら撮ってくれた写真。
たまたま私が写真を撮っていたところに帰宅した息子が居合わせて
とても遠慮がちに、でも羨ましそうな視線を送ってきたから
「あんたも撮ってみる?」と尋ねただけのこと。
それだけのことだけど。
今回の個展のDMも、息子が大好きな人がプレゼントしてくれたカメラで
撮影したものです。
私だったら、高価なカメラとレンズを人にあげることはなかっただろう。
いろんな人に支えられて生きている彼だけど
これからも守ってあげたい。
とてもさりげなく、そっとね。
人というのはとても、自由ないきものだから。