「明治村」探訪記
- 2016/02/25 01:13
- Category: notebook
前回記述した名古屋校の生徒さんのグループ展に伺った。
自分が撒いた種がどんな風に育ったのか、その収穫物を実際に見ようと思ったから。
そのついでに、ふと頭をよぎった。
明治村。ヴォーグ学園の名古屋校へ行くようになってからずっと、行きたくてたまらなかった。
フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルが見たい。
そして、やっとそれを確認することができたのです。
明治村へ着いてすぐ、村内バスで一番奥の帝国ホテル前まで。

ホテルはかつてのロビーしか再現されていない。それは知っていたけど、まさかここまでとは!

社会見学で来た小学生たちが、これでもかというほどにこの歴史的建造物を縦横無尽に走る。
この建物が東京にあったときには、そんな自由な叫び声は響かなかっただろう。
でも、ライトの意図は時代をのみこむようにそこに在って、いかなる者も受け入れる。

インドの古い寺院や城を見たときのような感覚。

これはもう、明らかに遺跡なのだと思う。

寒い2月の空気とまばらに歩く人々の中、私は泣いてしまった。

ずっと見たかった。だけど、直角に交わる直線の設計は
私の浅はかな想像を超えた、ライトの人間的なぬくもりや気遣いに溢れていた。

フランク・ロイド・ライトの世界各地に残された偉業は、老朽化に伴い
徐々に解体され、消えつつある。
だとすればこの場所は、もはや彼の聖域に近い。
神は細部に宿るというけれど、建築家はやはり神に近い。
自分が撒いた種がどんな風に育ったのか、その収穫物を実際に見ようと思ったから。
そのついでに、ふと頭をよぎった。
明治村。ヴォーグ学園の名古屋校へ行くようになってからずっと、行きたくてたまらなかった。
フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルが見たい。
そして、やっとそれを確認することができたのです。
明治村へ着いてすぐ、村内バスで一番奥の帝国ホテル前まで。

ホテルはかつてのロビーしか再現されていない。それは知っていたけど、まさかここまでとは!

社会見学で来た小学生たちが、これでもかというほどにこの歴史的建造物を縦横無尽に走る。
この建物が東京にあったときには、そんな自由な叫び声は響かなかっただろう。
でも、ライトの意図は時代をのみこむようにそこに在って、いかなる者も受け入れる。

インドの古い寺院や城を見たときのような感覚。

これはもう、明らかに遺跡なのだと思う。

寒い2月の空気とまばらに歩く人々の中、私は泣いてしまった。

ずっと見たかった。だけど、直角に交わる直線の設計は
私の浅はかな想像を超えた、ライトの人間的なぬくもりや気遣いに溢れていた。

フランク・ロイド・ライトの世界各地に残された偉業は、老朽化に伴い
徐々に解体され、消えつつある。
だとすればこの場所は、もはや彼の聖域に近い。
神は細部に宿るというけれど、建築家はやはり神に近い。