うめだ阪急での展示・2
- 2010/07/10 14:42
- Category: works
うわー、もう7月も10日になってしまいました!
うめだ阪急へ送るもう一つの人形を、ご紹介します。

『スカンク・カウボーイ』
スカンクもカウボーイも、前から作ってみたかったものですから・・・両立させちゃいましたよ。

カウボーイ姿を作るにあたって、少々衣装や時代背景を勉強したのですが
まー、そのおもしろいことったらありません。
もっとも現在イメージされる北米のカウボーイが存在しえたのは、1960年代からの
たった20年間だけです。あれだけ広大なアメリカ大陸においても、農民の囲い込みがあって
放牧は難しくなっちゃったそうな。
ハリウッドが今なおロマンの対象として使っちゃうカウボーイは、美化されたもので
人種的に多かったのは有色人種であったそうです。

自慢のカウボーイハットは、南米などは麦わらだったようだけど、おおむね羊毛で作られていたため
私もウェットで帽子を仕上げました。ロイ・ロジャースのスタイルに近いです。
ハットバンドは切れた手綱(生皮製)を使っていたそうです。
(羊毛倉庫の作ったハットバンドは、コットンですが。)
ブーツのかかとにつけられた拍車は、馬の腹を刺激するためのもの。
とはいえ、けっこう尖っています。大丈夫なの?痛くはないのかしら。
ところがどっこい、カウボーイは基本的に野生馬を適当に乗りこなしていた(!)らしく
扱いも大ざっぱ。毛の手入れなどしないので、拍車は”チクチク”という程度にしか当たらないそうです。
荒馬に乗るため、自然と装備がガッチリしていきます。
すごく作りたかったけど断念した皮のオーバーズボンや袖カバーも、馬や投げ縄から
身を守るためのもの。

首に巻いたバンダナは砂ぼこりに耐えるために、いつでも口に当てられるようになっています。
手綱は通常皮を編んだものを使ったようですが、麻素材も使われるようになりました。
スカンクが持っているのは、後者のほう。
カウボーイのスタイルは、その厳しい環境から生まれてきた儚い美意識。
ブーツもあれこれ言いたいところですが、このへんでやめておきます。
今度作るときは、かならずオーバーズボンに挑戦しちゃおう!
うめだ阪急へ送るもう一つの人形を、ご紹介します。

『スカンク・カウボーイ』
スカンクもカウボーイも、前から作ってみたかったものですから・・・両立させちゃいましたよ。

カウボーイ姿を作るにあたって、少々衣装や時代背景を勉強したのですが
まー、そのおもしろいことったらありません。
もっとも現在イメージされる北米のカウボーイが存在しえたのは、1960年代からの
たった20年間だけです。あれだけ広大なアメリカ大陸においても、農民の囲い込みがあって
放牧は難しくなっちゃったそうな。
ハリウッドが今なおロマンの対象として使っちゃうカウボーイは、美化されたもので
人種的に多かったのは有色人種であったそうです。

自慢のカウボーイハットは、南米などは麦わらだったようだけど、おおむね羊毛で作られていたため
私もウェットで帽子を仕上げました。ロイ・ロジャースのスタイルに近いです。
ハットバンドは切れた手綱(生皮製)を使っていたそうです。
(羊毛倉庫の作ったハットバンドは、コットンですが。)
ブーツのかかとにつけられた拍車は、馬の腹を刺激するためのもの。
とはいえ、けっこう尖っています。大丈夫なの?痛くはないのかしら。
ところがどっこい、カウボーイは基本的に野生馬を適当に乗りこなしていた(!)らしく
扱いも大ざっぱ。毛の手入れなどしないので、拍車は”チクチク”という程度にしか当たらないそうです。
荒馬に乗るため、自然と装備がガッチリしていきます。
すごく作りたかったけど断念した皮のオーバーズボンや袖カバーも、馬や投げ縄から
身を守るためのもの。

首に巻いたバンダナは砂ぼこりに耐えるために、いつでも口に当てられるようになっています。
手綱は通常皮を編んだものを使ったようですが、麻素材も使われるようになりました。
スカンクが持っているのは、後者のほう。
カウボーイのスタイルは、その厳しい環境から生まれてきた儚い美意識。
ブーツもあれこれ言いたいところですが、このへんでやめておきます。
今度作るときは、かならずオーバーズボンに挑戦しちゃおう!