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「幻想日本国」展

  • 2008/09/30 16:22
  • Category: works
10月4日から始まるグラマラス・エリアでの展示は
テーマが「和風」。

過去2度ほど、着物姿の人形を作ったことがあるものの
いずれも着物を羊毛で作ることにこだわったため
モッサリしていてイマイチでした。

なので、洋装のご婦人でも作ろうかと思っていたのですが
今夏、歌麿の浮世絵にデローッと見惚れてしまいまして
あのアバウトに着崩れた着物姿が作りたくなりました。

資料探しをしていて、目に止まったのは歌川国芳。
この人の描く生っぽさも秀逸ですが、猫好き画家の描く
着物を着た猫というのは、まるでそこに居るかのよう。
江戸の空気とにおいが、そこにあるような気がします。

国芳のいろんな猫を眺めながら、制作しました。

tuyaneko_2.jpg


「つやねこ」

服を着せる前でも、意外と2本足で立っていましたが
やはり軽いので、少しの風でパタリと倒れます。
初めてABSボードを使って、下駄を作りました。
重さがあるので、履かせるとすごく安定します。

着物は単衣、対丈で着せています。
おはしょりって無いんだー、この時代。
作っていて初めて気がつきました。

着物の古布はツルツルしたものが多くて
あんまり羊毛に似合いません。
唯一、帯にだけ使ってみました。
帯結びは吉弥結び(きっちゃむすび)だと思うのですが
正しい名称はわかりません。

袖丈は短く、着物の色も地味なのは
既婚のお母さん猫だから。
本当は子どもの猫も作りたくって
兵児帯用の古布も買っていたのですが
時間が足りなくなっちゃいました。

また明日、他のショットもUPします。




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ヴォーグ学園、残席あります。

  • 2008/09/28 11:28
  • Category: notice
10月からのヴォーグ学園ですが、キャンセルのため空席ができました。
もし考え中の方がおられましたら、お問い合わせ下さい。→

まだ手を付けられていないけど、ピノキオの詳しい図解資料を
きちんと作ってお渡しする予定です。
原寸大も1枚ぐらいつけられるといいなー。
たとえばお仕事が忙しくて来られない日も、その資料をもとに
注意点をふまえて作業が進められるようにして
いただきたいと思います。

10月は・・・なんかたいへん。
でも、また皆さんにお会いできるのが楽しみです。

リングの関節

  • 2008/09/27 10:13
  • Category: works
人・形展にはあと2点、人形を出品します。
それがこちら。

『座っていたい Ⅰ/Ⅱ』

sd_3.jpg


手の平サイズの女の子が2人。
関節はワイヤーもしくは丸カンでつながっているので
手で持ち上げて揺らすと、プラプラと小さく揺れます。
昔よくおみやげコーナーで売っていた、ガイコツの
キーホルダーとそっくりの動き。

sd_2.jpg


女の子たちの座るソファも、羊毛で作っています。
他の素材で作ったほうが早いけど、あえて。
人形との統一感がとれるかなー、なんて考えました。

sd_1.jpg


大人に「こっち来なさい」と言われても
「イヤ。」としか返事しないような、頑固な女の子。
座らせてから手や足の角度を好きなように
変えてみると、もっと頑固さが増すかと思います。

人・形展の会期中にあたる10月4日からは
仙台のグラマラスエリアにて企画展「幻想日本国」
が始まります。
詳しくはこちらをチェック!→

私も着物を着せた人形ならぬ猫形を出品予定。
2枚刃の下駄も履いて、帯も締めますよ。
(まだできてないけど、)すごく日本らしくなると思います。

その後10月9日から始まるロシアのドールショウに
数点出品させていただきます。
人形だけの旅立ちですが、ロシアの人々に見て
いただけると思うと、すごく嬉しい。

と、いうわけで、ダダーッと予定を書き込みました。
猫人形も、完成次第UPする予定です。

ジャガーの使い

  • 2008/09/24 20:00
  • Category: works
先日ご紹介した「ワシの使い」と対になる人形です。

ワシもジャガーも、ジャングルで生活する彼らにとって
もっとも尊敬する野生動物だったので、そのスタイルを
真摯に真似ているのが、歴史資料から見えます。

ものすごく本気。
ワシの使者のときもそうだったけど
コスプレとか、着ぐるみには見えないように、と
考えながら、願いながら作りました。

jag_2.jpg

jag_3.jpg


こんな頭してます。

jag_1.jpg

このヒトも28cmぐらいの大きさです。
大きいと、立ち姿もなかなか良いです。

ワシの戦士・追記

  • 2008/09/23 12:40
  • Category: works
モデルはアステカの戦士でしたので、きっとその虚空をつかむような
拳の握り方からすれば、なんらかの武器を持っていたのでしょう。

では、何を?

両手が同じ高さ、同じ位置。
こんな持ち方する武器って、ちょっとわかんない。

戦いを否定はしないけど、自分が男の子を持ってしまったことを
たびたび考えてしまいます。
子が自分の命を粗雑に考えることを、親はくい止められない。


太陽がのぼって明日がくることを、誰もが疑いもしないけど
古代アステカにおいては太陽すらも再び朝を迎えることに
労力が必要だったと考えられており、神々の労に報いるには
貴重な人間の血をもってあがなうしかないとされていました。

ワシの戦士は、そのための生け贄の人間をとらえるべく
”花の戦争”に参加して神への義務を果たすのが役目ですが
それが残酷なのかは現代人が安易に判断することでは
ないでしょう。

ただ、人を葬るための人形を作るつもりはないので
題名を変更しました。
「ワシの使い」

washi_5.jpg


儀礼的・装飾的な武具は、流木などを使って作りました。

washi_4.jpg

明日はまた別のお人形を、ご紹介します。

存在

  • 2008/09/09 08:52
  • Category: works
10月の展示会へむけ、ゆっくりゆっくりと毎日人形を作り進めています。
いろんなパーツを何度も作りなおしながら、やっと1体できたのが先週。

ここ何ヶ月かは、いつも特定・不特定にかかわらず
「だれか」のために作る作業の連続でした。
私は本来それでまったく構わない、と思っていたのだけど
頭に浮かんだ強烈な刺激を形にする時間がないのが
やっぱり物足りなくも感じる。

washi_1.jpg

washi_2.jpg

washi_3.jpg


この人形は、昨年上野の科博で行われた「インカ・マヤ・アステカ展」
で見た「ワシの戦士」をモデルにしています。
私にしてはちょっと大きめサイズの全長28cm。

展示会場にあった土製のワシの戦士は170cmもあり
そのまわりをいつまでもウロウロする人がたくさんいました。
私もその中のひとりで、気が済むまでずっとウロウロしていました。
それはどうしてなんだろう?
これはもう、人形としての課題のひとつです。

大きいから?
ワシをまとった姿が奇異だから?
表情がどうしようもなく微妙だから?
あまりにもその存在が奇特だったのは、確かです。

アステカの戦士像は、大切な神との契約を表す一端の
ためにありました。その思いの深さと目的意識が
こなれきった現代人にも響くのでしょう。
これは私が掴むに掴めない、憧れでもあります。

10月1日~7日まで、東京丸の内の丸善4階にて催される
「人・形(ヒト・ガタ)展」には、”存在”というのにこだわった
人形を展示する予定です。

著名な人形作家さんが多数出品する会場なので、私の人形が
どの程度存在を主張できるかを考えると、ため息しかでないけど
とにかく、作るんです。

それしかない。


横浜の日

9月3日、水曜日。
ヴォーグ学園横浜校での最終日だったので、ちょっと早めに家を出て
横浜人形の家に行きました。

夏休みが終わって、ちょうど端境期。
企画展の無い谷間だったのですが、そのほうがお客さんが少なくて
私にはちょうどいい。

人形の家に行くのは、2度目です。
私はここに行くと、自分が人形を作っている意味や、人形を好き
なんだということをハッキリと認識できます。

特に常設されている2階の世界の人形たち。
世界中から集められた人形が、地域ごとに展示されていて
外見も手法も多種多様なものを一堂に見ることができます。

生活や風俗が見える。人形が人の生活に寄り添っているという
証拠なんだな、とその場所にいると思えます。
そう思えるのが、私にとっての救いなのです。
人形というのは、実はとても人にとって大事な物。
そういう切実さが溢れています。

あんまり切実さは出てないけど、キュートな作品を少し
お見せします。(ここの展示は撮影OKなんですよ。)

エストニアの人形。
ハロー、ビューティフル!そう声をかけたくなるほど素敵な女の子。

dolls_1.jpg


タンザニアの人形。
ぐりぐりと大きなお目々が、ママの風格。
楽しそうな顔に国民性を読み取れます。

dolls_2.jpg


ボスニア・ヘルツェゴビナの人形
数あるオヤジ人形のなかでも、秀逸の脱力感。
余計なものがなにもない、引き算し終わった造形。

dolls_3.jpg


そして、最後になってしまいましたが
これが最終日の生徒さん作品の画像です。
ニードルで刺しているその手元で、いつも必ず
ネコの首がボヨヨンと振れておりました。

dolls_4.jpg


みなさんも、遠いところを通っていただき
ありがとうございました。
食事、楽しかったね。
10月、みんなと会えるのを楽しみにしています。
それまで元気にお過ごし下さい。

眠りたくない夜

今日は・・・と言っても、日付的には昨日ですね。
横浜ヴォーグ学園での講座最終日でした。
片道1時間の通勤を隔週で半年間通った日々も、これで終わりです。

最近は夜更かし&早起きの日々だったので、電車では相変わらず
グースカ寝ていましたが、感慨だけはひとしおでした。

受講者さんたちと、帰りにちょっとした食事会も。
みなさんとても頑張って通っていただきました。
ありがとうございました!

また後日、この日の写真をUPしようと思います。
横浜の街よ、グッバイ。もうしばらくは行かないからさ。
なんかごめん、清々してます。


さて、羊毛に興味があってしょうがない方にお薦めのイベントが
近々開催されますので、ご紹介を。

spipa.jpg


年に一度、羊毛を紡いだり染めたり織ったり縮めたり
(いや、羊毛だけじゃなくコットンも獣毛もシルクも麻も
なんでもアリです。)する、こよなく手仕事を楽しむ人のための
お祭りです。

「東京スピニングパーティ」
9月15日・16日
東京都中央区 晴海客船ターミナル 4階ターミナルホールにて

晴海のターミナルビルへは、東京駅や銀座数寄屋橋からバスに乗るのが
定石ですけど、私は水上バスが好きです。
本数が少ないけど、待ち時間は待合いでコーヒーを飲んで
時間を潰すという贅沢な選択をあえて取ったりします。

スピニングパーティの内容は、来てからのお楽しみ。
初めての人はぜひ会場でオタオタしてください。
初日は私も朝からウロウロとお客さんしていますので
狭い会場内なので、バッタリ会うこともあると思います。
声かけてね。
お薦めの素材やワークショップなど、情報交換しましょう。




『フェルト自由自在』

「いままでの夏って、こんなにいろいろなことが無かったよね?」
と今夏を振り返る息子。楽しくて良かったよ。
長かった夏休みが終わって、母もちょっと寂しい。
あと1ヶ月ぐらい「涼しくなったねー」とか言いながら、遊んでいたかったよね?

また親子ともに忙しい日々が始まります。


そういえば、夏の間に1冊の本が出版されました。
京都のスピンハウスポンタさんが暑いさなかに編集作業をこなした大作です。

free_1.jpg

『フェルト自由自在』 /スピナッツ出版/定価1800円

専門誌「スピナッツ」で今まで扱っていたフェルトに関する記録の
集大成というべき本です。
ポンタさんご自身は「作り方を載せるわけではないの」とおっしゃいますが
私からみれば、十分ハウツー満載。
私の次講座「ピノキオ」のお洋服は、この本を参考に作っています。
もちろんニードルフェルトについての歴史などの記事もありますよ。

free_2.jpg


裏表紙の左上隅には、私の作ったネコの写真を使っていただきました。
ありがとうございます、良い記念です。

この本はISBNコードがついているので、書店での取り扱いもできますが
主に売られているのは専門店とスピンハウスです。
見本誌面も見られますので、ぜひクリックしてください。→ ★[ LINK ]

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