羊毛じゃないけど

2週間ほどかけて、ある作品を作っていたのですが
その中にでてくる小物としてチェロにチャレンジ。
ミニチュアというほどではないけど、大きいとも言えないサイズのものが必要でした。

「粗末な木の箱のような」という形容をされたチェロは、精緻な楽器のイメージとはほど遠く
かといってあまりにいい加減に作るにはためらわれ・・・

どうしようかなあ、とうだうだ悩みながら2日ぐらいかけて作りました。
塗装も今までのものとはちょっと変えてみたけど、効果のほどがわかるほど経験が無いから
ちょっと成果が見えなくて寂しい。

cho_1.jpg


こういう小物を作る作業も、うまくできるかどうかはさておき、すごく楽しい。
物心ついた頃から、手近にある靴箱(ウチがはきもの屋さんだったからね。)に簡単な展開図を書き
小さな椅子やテーブルを切り出して箱の中に部屋を作っていました。
幼い手でベタベタとセロテープを貼ったそれは、たいしたものじゃなかったろうけど
楽しかった1人遊びは今もこうして続いているし、扱う素材もずいぶん増えた。

ch_2.jpg


まだまだうまくなったとは言えないけど、いろいろと考えて工夫できるようにはなりました。
なによりも、ちゃんとその小道具を必要とする「人形」が作られるようになったというのが
当時の私との大きな違いなんだなと思う。

自分のためじゃなくって、人形のために作る。
もっと正確に言うならば、その人形が持つ過去のために作る。
その気持ちの揺れる迷いの時間が、私はきっと嫌いじゃないんだろうな。

  • 2008/07/15(火) 01:08
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