目をこらせば

私は盆地の山に囲まれた田舎で育ちました。
小学生の頃は野原や田んぼや貯水池で遊ぶことはあっても
すぐちかくにそびえる山へ入ることは、決してありませんでした。

ちょっと山道を入っただけで、もう気後れしてしまって。

登山のコースになっているような山はまた別ですが
そうでない山というのは昼も暗く、足下もゆるく
小さな虫がそこら中にいて、子どもの長居する場所がありません。

薄暗い雑木の木々の間の木漏れ日を見つめることはあっても
そこに確かめにいくことがなかったのは
やっぱり恐かったからかなあ。


たとえば、山の道を行っているときにふと気配を感じてそちらを見る。
何もいない。
今度は視線を感じて目をこらしてよく見ると、何かがいる・・・

yama_3.jpg

「山の子」

誘っているのか、遊んでほしいのか。
動かずにただ、じっと見ているこの子ども。

まつぼっくりの帽子を脱げば、少し黄色な頭髪が現れます。

yama_2.jpg


作ったあとで、”風の谷のナウシカ”に登場する”森の人”を思い出しました。
もしくは黒沢清の映画”降霊”かなー。
高円寺のninniに納品です。


  • 2007/12/07(金) 17:00
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