有名な邦題「星の王子さま」は、原題直訳だと上記のようになります。
前者は素敵な訳だけど、本質を糖衣で覆ってしまっているようなニュアンスがあります。
はじめてこの本を手にしたのは、なんと高校生になってから!
(あらまぁ)
学生のころ、講義でこの物語を半年かけて学んだのは不思議な気持ちでした。
「この話を好きではなかった」と最初の講義で断言した教授は
邦訳のまずさをしきりと強調しておりましたが、はたしてしかし
私という生徒はフランス語など勉強するわけもなく、別訳の本を読むでもなし。
そして変わらぬ10年の歳月が過ぎたわけです。
高円寺のninniに先日納品をしたお人形が手にした本には
「星の王子さま」の仏語の一節を書き入れておりました。
それがきっかけとなって、再度ninniに納品するのはぜひ王子さまのモチーフで!と
ちょっとした決心をした次第です。

私がイメージしたのは以下の文脈です。
”王子さまが眠りかけたので、ぼくは両腕でかかえてあるきだしました。
ぼくは心をゆすぶられていました。まるで、こわれやすい宝を、手に
持っているようでした。地球の上に、これよりこわれやすいものは、
なにもないようにさえ、感じられるのでした。”
青空文庫で公開されている訳も、おもしろい。→
★こちらで読むと、私の引用部分は外見だけの問題で
王子さまの本質とはいっさい関係のない
重要ではない要素の羅列にすぎません。
ところで、上の写真は撮影用の地面(大きなタワシみたいなもの!)
を使用しています。
実際にお店に並ぶ形態はこんなかんじになります。↓
本日納品。

too-tickiに王子さまのポストカードも数枚納品しました。
どうぞお立ち寄り下さい。
- 2007/08/29(水) 22:00:00|
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グリム童話「七羽のからす」って、有名なのかしら?
七わのからす―グリム童話
この本を手に取ると、なんとも混沌とした気持ちがムクムクと沸き上がるのです。
まず、ホフマンの画がすごく素敵!
叙情があるだけでなく、舞台を現代へアレンジしてあって
文章以上に雄弁なのです。
そして、ちょっと恐い雰囲気もちゃんと残っている。
次にこの物語の不可解な残忍さ。
グリムに血や犠牲はつきものですが、それにしてもなー。
「太陽がこどもたちをむしゃむしゃ食べていました」
というくだりって、どういうこと!?
不思議なこのお話は、7人の息子を持つ夫婦が
やっと女の子を授かったことから不幸が始まります。
洗礼に使う水を息子たちが汲みそこねたのを叱った父親が
「カラスになっちまえ!」と叫んだその時、本当に7羽のカラスに
変わってしまうのです。
成長した女の子は、その話を聞いて責任を感じ
兄さんたちを探す旅にでます。
休むためのイスと、水と、パンを持って。

私は人形をふたつ作りました。
ひとつは旅をする妹、ひとつはカラスになった兄。
演劇の一コマのように、兄はカラスの羽の衣装をつけています。
妹の旅の終着点には、晴れてその胴衣を脱ぐことができるのです。

妹の座る椅子には、イスとしてあり得ないような緑をペイントしました。
それはこの妹の、物に動じない心の平安の色だと思っています。

いずれもニヒル牛2に納品。
あのスペースに入る、ごく小さなお人形です。
試しに印刷したこのお人形のポストカードを
ほんの少しだけお店に渡しています。
要りようの方は店員さんに声をかけてください。
無料でお持ち帰りいただけます。
- 2007/08/09(木) 20:52:06|
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高円寺に新しくできるお店に、お人形を置かせていただきます。
「ninni」
http://www.too-ticki.com/ninni/オープンは8月10日。
オーナーの女の子2人でお店を作っているという進行形の
blogは
バリバリと手作りで内装作業をやるガテン系な日記ですらも
すごく・すごく、女の子らしいの。
「これがかわいいよねー」ってひとつひとつ確認しながら
丁寧にセレクトされている服や雑貨たちには
鏡を覗いて櫛をとかすような密かな目線がいつも込められているような。
このblogを見ながら、このお店に住むような女の子を
作ってみようと思いました。

私自身は女の子的な世界も、乙女に憧れるような気持ちもあまり無くて
それを寂しいと思うこともまず無いんだけど
(むしろそういうこと考えずにすんでサバサバするような)
このお店を好きになる女の子というのは、とても幸せだと思います。
このお人形のポストカードも少しだけ、姉妹店のtoo-tickiに納品。
お近くに来られる際には、ぜひお立ち寄りください。
- 2007/08/08(水) 23:05:12|
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