藤田によせて

今は京都国立近代美術館で開催中の「藤田嗣治展」
東京でも5月まで展示されていました。

信じられないほどの長蛇の列を作ったこの展示は入館するのもやっと
といったかんじでしたが、彼の絵に費やした人生を浴びるように感じられた
素晴らしい企画だったと思います。

藤田のあまりにも軽やかな絵筆の運びからは想像もつかないほど
あらゆる辛酸を舐めてきたその人生の晩年には、「子ども」の絵を
好んでたくさん描いていたようです。

あまりにもその子どもたちの様子が魅力的なので
私はすぐ人形にしてみたいと思ってしまいました。

それでも、作り始めるとすぐに壁が立ちはだかります。
何を作っていても壁は現れるものですが、藤田の描く子どもはあまりにも異質です。
見た目は確かに子どもなのですが、細部を見るとすぐにその
大人のようなキリリとした”何か”が浮かび上がるのです。

そして結局この人形は、「羊毛倉庫」の人形としか成りえないわけで。

foujita_1.jpg



まだ一度も開店させていないのですが
HPのshopで販売できればいいかな〜、と考えています。

もし藤田に興味を持たれた方には
かなりよい値段だけど、お薦めしたい本があります。
「藤田嗣治画集 素晴らしき乳白色」
彼独特の乳白色の肌色が、見事に再現されている画集。
私も欲しい・・・
  • 2006/07/02(日) 23:23
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