展示会も迫りつつあるなか、ひとつのライオンができあがりました。
この中にはやはり本来とは異なる、ひとつの”意味”があります。
私は異素材をとても慎重に選んでいます。
羊毛の持つ世界や空気を損なわない、ということを注意しているのです。
羊毛で作る生き物たちの「目」を作るとき、それがあまりにも
違う雰囲気を持った素材を用いれば、そこに明確な「嘘」が生まれるようで
今まで使うことができなかった素材が、たくさん家で眠っていました。
グラスアイ、プラスチックアイ、曲玉ビーズ・・・
ぬいぐるみの世界では何事も無く使われているし、フリースドッグでも
多用されているので、常に手元にはストックしていたけれど
今まで何度も試してみてはため息をついて仕舞いこんでいた素材でした。
なんだろう。なぜか自分の作る人形には向かない。
そんな気持ちで材料が朽ちそうな気がして、申し訳ない気持ちになったりして。
そしてやっと、グラスアイが違和感なく使える人形を
今回作ることができました。

嬉しいな。
そんな気持ちでいっぱいです。
題材はイソップ童話の「蚊とライオン」。
ガラスの持つ透明感をより引き立たせるように、フラットなボディ。
これは羊毛というよりも、テキスタイル的なぬいぐるみなのです。
松戸での展示にも、他と違和感無くとけ込めばいいなと願います。
- 2006/05/05(金) 19:06:05|
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