羊毛倉庫の日々

新年のご挨拶

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とてもきれいな、熱海の夜明けです。
おはようございます。
そして、明けましておめでとうございます。

今年も楽しい1年になるといいな。
仕事を通していろんな体験をして、いろんな気持ちを感じたい。
どんな思いも1年たてば記憶になって体に刻まれ、再びピカピカの新しい年が来る。
それは全部、柔らかな思い出になると思いたい。

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この人形の年賀状は昨日投函したけど、三が日のうちには届くかしら。

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「ゲルニカ風に羊描くね」と息子も年賀状を鉛筆で。

みなさまもどうぞ、より良い一年をお過ごしください。

  1. 2015/01/01(木) 07:03:45|
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今年の夏、モンゴルの旅

年末の慌ただしさも感じるこの頃だけど、夏にモンゴルへ行ったことを書き留めておこうと思う。
なぜなら、家族旅行でモンゴルに行ったと言うと「なんでモンゴル?」と必ず聞かれるからだ。
ヨーロッパほどメジャーじゃないけど、このすぐ隣の国に行く選択肢がそれほど無いものなのか。
あんなに素晴らしい記憶ができたのに、とひたすら残念な気持ちになるから。

モンゴルは成田からちょっと貧相な飛行機で5時間、ウランバートルに到着する。
大都会の首都からバスでたったの2時間行くと、目の前はもう大草原のツーリストキャンプ。
着いたのは夜。モンゴルは夏も夜は10度を切るので、防寒具はしつこいぐらい必要だった。

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ゲルの中はベッドと机と棚以外、何もない。かろうじてつく豆電球1個と、魔法瓶ぐらい。
夜ストーブに入れてくれる火は、あっという間に薪が燃え尽きた。

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ゲルに何も無いし、草原の中で日本の本を読む気にもならず、私達はほとんど終日外で過ごした。
気持ちの良い食堂でゲームをしたり、外で犬と遊んだり、人としゃべったり。

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モンゴルの空気は今まで感じたことがないほど澄んでいて、特別な匂いがした。
草とか糞のにおいもしたけど、空気そのものになにか強烈な透明感がある。
何もない草原に昇る朝日や、やってくる夜。遠くから聞こえる人の話し声と犬の鳴き声。

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晴れた日は馬に乗る。初心者でも少々体が痛くなるけど、一応大丈夫。
雨が降ったら他のツーリストやガイドと遊ぶ。

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モンゴルの馬は小さいので、またがっても高くて怖いということはないけど
半分ぐらいは野生の状態で飼われているので、「しょうがねえなあ」と仕方なく人を乗せているかんじ。
ありがとね、と小さく声だけかけてスキンシップは遠慮しておく。

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ツーリストキャンプの食事はとても美味しくて、毎日3食4日間メニューがかぶることはなかったし
日本食が恋しくなることもなかった。まったく臭みの無い羊肉に、たっぷりの野菜。焼きたてのパン。
塩ベースで少し甘みがある味が基本。日本から持ち込んだアルファ米はついに一袋も開くことがなかった。

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日本でいうところの、焼きうどん。その都度手打ちで供される。美味い。

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ある日の朝食。ロシアに近いモンゴルではキャビアは特に珍しくもないけど
日本人は争うように食べる。美味い。

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ビーツのサラダ。ビーツのスープが出た日もあった。ロシア文化の影響かしら。美味い。

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羊肉とマメのスープ。スープはどれもとても優しい味がした。何度でも言う、美味い。

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ご飯やマッシュポテトも添えられた羊肉。ちょっと洋風に盛りつけられている。
飽きずに言う、美味い。

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乗馬の時お邪魔した遊牧民のテントでいただいた、乳製品。
たくさん種類があって憶えきれないけど、どれも女性陣には大好評。馬乳酒も美味しい。
食べ物の変化で体調を崩すことがなかったのは、このおかげかもしれない。

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息子は1日一杯、レトルトの味噌汁を楽しそうに飲んでいた。必ず外で。
私と夫はスティックコーヒーをチビチビとゲルで飲む。

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モンゴルの番犬は、とても利口で健気で人懐こい。
暇なツーリストに寄ってきては撫でて可愛がってもらうけど、そのかわり
ツーリストがゲルを離れる時は必ず付いてきて守ろうとする。
分厚い体毛を触りながら、夜露や雨や草の匂いを感じる。

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私があの草原に居なくても、彼の地には毎日朝と夜が来て1日が過ぎていく。
わかっているけど、なぜなんだろうと思ってしまう。
目に見えて特別なものは何も無いのに、なぜこんな気持ちになってしまうんだろう。
とても懐かしいんだよ。ときどきたまらなくなる。

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  1. 2014/12/25(木) 01:25:06|
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教室展での新作

いやー、なんとか間に合った。

生徒さんみんな、とても苦労して「日本の話」というテーマに取り組んでいました。
私も自分なりに考えて、今まで見たことのない扉を開けてみたいと思いました。

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『蒙古襲来絵詞』

有名な鎌倉時代の絵巻。元寇で九州の御家人・竹崎季長(すえなが)が
防戦した様子を指示して絵に表したもの。(→サラリーを上げてもらうためだとか。)

「てつはう」の文字がチャームポイントとなって、教科書に長年使用されてきましたが
実はこの箇所が江戸時代ぐらいの贋作が継いであることがわかってきました。

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”ここに字を書いて爆発させていると、きっと可愛くて高く売れるよ”と
後世の商売人が付け足したのに、本当に関心してしまいます。
その萌えポイントは平成の今でも同じです。

大阪に持って行くね。
どうぞご来場ください。初日は16時ごろまで在廊しております。



  1. 2014/11/29(土) 13:27:31|
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30日からは大阪での教室展です!

今、絶賛追い込み中。

教室展でご覧いただけるものは・・・
新作でおもしろいのを一つと、「毛糸だま」に掲載していただいた
”モンゴルの少女”と”蛇踊り”(長崎くんち)を展示します。
(販売の予定はありません。)

そして、なによりも。

今回のテーマにした『日本のお話・日本人の書いたお話』
というのが民話・童話はもとより、現代作家まで幅広く設定していますが
生徒さんの作った子たちが、本当に可愛くて楽しいのです!
世界観の完成度がかなり高い作品もありますが、とにかく愛おしくなるような
小さな子もいます。

ぜひぜひ、ご来場ください。ほんとに見ていただきたいです。
心よりお待ちしております。

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  1. 2014/11/29(土) 02:45:53|
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上野動物園のポスターに採用していただきました

西荻窪での3人展も無事終わりました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!
影山さんとふたりでしみじみと片付けをしながら、「こんなふうな展示は、もうきっとできないね」と。
やっぱり自分たちでつくり上げる展示は、ものすごくエネルギーが要るから・・・
もっと在廊したかったなー、来ていただいたみなさんとお話がしたかったです。

***

話が変わりますが。
私が東京に引っ越しをした当初、行きたいところがいくつかありました。
まずは日本のどこよりも早く映画が上映される、渋谷のミニシアター。
そして、上野動物園!当時、日本で動物の行動展示の最先端を見られることと
やはり飼育する動物のキャパシティが広くて感動しました。

その後も何度となく上野動物園に足を運び、子どもが生まれてからも一緒に通い
迷子になった息子を事務所で預かっていただいた恥ずかしい記憶もあります。

作家として活動するようになってから(特に近年は)、作りたい動物を観察するために
ひとりで仕事の前に1時間だけ寄っていくこともありました。

そうしてたくさんお世話になった思い出の多い上野動物園の、2014年冬のポスターに
羊毛倉庫の作った羊の人形を使っていただきました。

上野駅公園口を降りて目の前の信号を渡るとすぐ、さっそくポスターが見えます。

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上野公園をまっすぐ直進する合間にも、掲示されています。

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もちろん上野動物園ゲート付近や、園内の立看などにも使用されています。
あとは都内公共の施設や上野の美術館・博物館にも掲示されます。

そして、園内には無料で持ち帰られるポストカードも。

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↑これ、デザインはもちろん紙質もこだわりがあって、とてもオシャレです。
11月30日から始まる大阪の教室展では、ポスターを貼って
ポストカードもお持ち帰りいただけるようにしますね。

このポスターに使用していただいた羊さんを、12月16日(火)〜2015年1月18日(日)
まで上野動物園の西園・子ども動物園にある「まがりや」にて展示していただきます。

寒い冬でも園内は休憩できる場所が多いし、爬虫類館は温帯植物もあって温かいので
ぜひご来場ください!
  1. 2014/11/26(水) 19:35:58|
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